NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク

岩手県「駒形保育園」放射能除染活動レポート

2011年

東北、及び関東エリアの幼稚園、保育園においては、「東日本大震災」以降、多かれ少なかれ放射能への対策が緊急の課題となっております。根本的な対策は、国、行政による対応を待たざるを得ませんが、育ちゆく子どもたちの日々は、待ってくれません。砂場遊びなど、屋外活動の多くを規制された園児たちは体験不足によるストレスの増加など、育ち盛りの子どもたちの心身への影響も懸念されます。ここではそんな状況の中、「今、できること」ということで、自ら除染活動に取組んでおられる岩手県のフラグシップ園「駒形保育園」の取組みを、参考事例としてご紹介します。同園では、7月より毎月一回、保護者も参加して定期的に除染活動を実施されておられます。

事務局も、2011年7月17日に開催された、第一回目の除染活動にオブザーバーとして参加しました。

計測の結果、全体としては、0.1~0.2マイクロシーベルト程度の線量でしたが、一部園舎北側に、0.6マイクロシーベルトを計測したエリアが見つかり、そこの除染活動を集中的に実施しました。作業は、①エリアの表土を5㎝程度除去し、②その上に汚染されていない土を覆土するという作業。③除去した土は、敷地のはずれに深さ50㎝程度の穴を掘り、埋め、その上から汚染されていない土で覆いました。埋設場所の線量は0.15マイクロシーベルトと問題のない数値でしたが、念のためにそのエリアは、子どもたちの立ち入り禁止エリアとしました。

*取材していただきました:胆江日日新聞社

http://www.tankonews.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=927

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